2013八ヶ岳 赤岳・硫黄岳

日程

12月7日(土)、12月8日(日)

山域

八ヶ岳 赤岳・硫黄岳

メンバー

縦走隊:L望永、大塚、内山、谷口
往復隊:L布田、水野

記録

布田・谷口(作成)

天候

7日:曇り、8日:晴れ

コースタイム

・1日目
6:40美濃戸口-7:40美濃戸山荘-10:00赤岳鉱泉-13:35硫黄岳山頂-15:15赤岳鉱泉BC
・2日目
5:25赤岳鉱泉BC-6:00行者小屋-6:50中岳のコル-7:25赤岳山頂-8:00赤岳展望荘
-9:30横岳山頂-10:10硫黄岳山荘-10:45硫黄岳山頂-12:15赤岳鉱泉BC-14:50美濃戸山荘-14:55赤岳山荘

コース地図・標高グラフ

行程

6日夜:
望永、布田の二名立川より「スーパーあずさ」で小渕沢へ向かう。小渕沢駅よりタクシーで山岳会先輩の古江山荘へ向かう。富士見スキー場が7日からシーズンが始まるとのこともあり、山荘に入っていただき、我々の仮眠場所として山荘を利用させていただく。暖かいシチューとお酒で最終列車で到着する三名を待つ。1時前に到着した三名とともに就寝。
7日:
二台のタクシーに分乗し、美濃戸口へ向かう。美濃戸までの林道は雪もなく1時間程歩く。美濃戸山荘前で休憩をとり、北沢に向かう。赤岳鉱泉までの登山道はところどころ氷結しているが数センチの積雪でアイゼンなしで問題なく歩けた。赤岳鉱泉でテントを二張り設営し、サブザックで硫黄岳に向かう。天候は曇りで視界はない。森林は五センチ程の積雪でアイゼンを着けて登る。木々には霧氷が着ききらきらと風に吹かれ落ちてくる。
赤岩の頭前の森林限界で風も強くなり、防寒用の装備を再確認させて登る。強風の中硫黄岳山頂にたどり着くも視界は全くなく、記念撮影後早々に下山する。(布田)
殆ど積雪は無く、赤岳鉱泉までアイゼンは特に必要には感じない。沢筋などで凍結している部分などもあるがルートファインディング次第で簡単に巻ける程度だ。
初日は天候も良くなかった為か赤岳鉱泉よりも奥は積雪が程々にあり、稜線上はガスっており完全に真っ白であった。(谷口)
8日:
川崎の自宅を〇時に車で入ってきた大塚さんが五時に赤岳鉱泉に着き、望永、内山、谷口と赤岳、横岳、硫黄岳と縦走する。新人の水野と布田の二名は文三郎尾根から赤岳を往復することにする。四名は足が揃っており中山乗越までに早々に引き離されてします。ヘッドランプが不要になるころ行者小屋に着き小休止後文三郎尾根に向かう。赤岳主稜の取付きにはすでに二、三パーティは取付き続々と我々を追い越していく。天候は晴れ風もさほど強くなく絶好の登攀日和のようだ。この時期冬の登攀の小手調べや新人教育と思われるパーティが多いがガイドと思えるパーティも混じっている。中岳への分岐へ到着するころには朝日が阿弥陀岳や硫黄岳にあたりモルゲンロートに輝いている。
キレットへの分岐から赤岳へのルートは岩場になるが、新人には厳しいそうでここまでとした。ひと月前に入会し冬山装備を買い揃え、初めて履いたアイゼンで岩登りは難しい。滑落停止訓練もさせておらず、今季若い仲間を作り、また登れば良いので無理はしないことにする。下山途中にアイゼン歩行やピッケルの使用方法を教えながら下山する。
九時に無線で縦走隊と連絡が取れ既に横岳を通過中とのこと。天候も良いがそれにしても早い。十時には硫黄岳山荘。十一時には赤岩の頭を下山中とのこと。我々も行者小屋で
小休止し赤岳鉱泉に向かう。鉱泉に着き天幕を乾かし四名にお茶を沸かし待つ。(往復隊 布田)
二日目は見事なまでの快晴で絶好の登山日和であった。風もそこまで強くは無く遥か遠くには北アの大キレットが綺麗に見える程であった。お昼頃には前日積雪があった箇所も雪が溶け普通の夏道のようになっていた。(縦走隊 谷口)
十二時過ぎには全員合流して撤収後、美濃戸に向かう。大塚さんの車が美濃戸まで入っており全員で同乗させていただき川崎に帰宅した。

感想

若いメンバーは強い。新しい人も頼もしく、新しい装備など参考になる面が多々あった。
一緒に歩け、冬合宿の装備、体力など自分のチェックも出来感謝します。(布田仁)

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