夏合宿・縦走隊 II報告

日程

2011年8月6日~11日

メンバー:

望永、大塚、布田

山域

北アルプス 薬師岳~剣岳、阿曽原

行程

1日目(8月5日)

22:30大塚車にて川崎出発

2日目(8月6日) 小雨~晴れ~夕立

7:30折立~11:45太郎平小屋~12:00太郎山~13:00薬師峠(幕営)
立山到着。電車とバスにて折立に入る。ニッコウキスゲが満開の広々とした尾根を歩く。太郎平小屋から太郎山往復。テント設営時、雨に降られ泥まみれになるが、夕方には雨も止み就寝。



3日目(8月7日) 晴れ~夕立
5:30薬師峠~8:00薬師岳~12:00スゴ乗越~17:30五色ヶ原
黒部五郎岳も見渡せるほどの晴れ。薬師岳から北薬師岳まで予想外に時間がかかり、12時にスゴ乗越小屋に到着。コースタイムではあと6時間あり非常に焦る。その後は大塚さんに荷物を持ってもらい先を急ぐが、強いのどの渇きと、長い長い長い距離に無言になる。越中沢岳からは、東の空の大きな積乱雲があり、雷に緊張しながら歩く。五色ヶ原小屋からテント場への道で雨に降られるも雨具を着る気力もなかった。五色ヶ原は霧に包まれ、2日連続雨の中テント設営となった。



4日目(8月8日)晴れ
5:30五色ヶ原~9:20龍王岳~11:30雄山~13:30真砂岳~14:30別山~15:30剱沢
天気も良く、元気に歩きだす。途中、女性二人組からバナナ・ミカンを御馳走になる。雄山は大混雑だった。別山から眺める剱岳は圧倒される迫力で少し緊張した。剱沢に幕営。

5日目(8月9日)快晴
4:30剱沢~6:00前剣~7:20剱岳山頂~10:30剱沢
13:30剱沢~15:00真砂沢
快晴で無事登頂。カニのタテバイヨコバイなど緊張しながらの登頂だったが、薬師からの道が見渡せ感動する。登攀チームと剱山荘で会う。布田さん・鈴木さんと合流。布田さんからの差し入れに元気をもらう。剱沢雪渓を下り真砂沢で幕営。鈴木さん・大塚さんは剱沢から翌日源次郎尾根へ。









6日目(8月10日)晴れ~雨
5:00真砂沢~8:30仙人ヒュッテ~11:00仙人温泉~17:00阿曽原温泉
クレオパトラニードル・仙人池と剱岳がきれいで感動する。仙人ヒュッテからは、がけ崩れや草が伸び放題の荒れた道となる。足に豆ができてかなり痛む。雨に降られながらやっと阿曽原温泉に到着。また雨のテント設営。久々の温泉。本当の露天風呂にとても驚くが、温泉の温かさと解放感でとても元気になった。

7日目(8月11日)晴れ
6:30阿曽原温泉~8:35折尾の大滝~13:40けやき平~宇奈月温泉~魚津~東京~帰宅
下の廊下やヒカリゴケに感動する余裕もなく、無事に縦走が終わることだけを考えて歩く。予定以上に時間がかかったが、なんとかけやき平に到着する。はじめての日本海を眺めながら名物のます寿司を食べ、帰宅する。

感想

初めての6日間の縦走は、晴れあり雨あり、豆ありで、身心共にすべてを使い果たした山行でした。帰宅直前はきつい・辛い思い出しか浮かんできませんでしたが、撮って頂いた写真を眺めていて、とても楽しく充実した時間だったことを思い出しました。
今回の縦走で、装備やフリーズドライの食料、燃料の量など、少しでも荷物を軽くする工夫をすること、脱水症状対策、足の豆対策など、多くの課題を発見する機会になりました。なにより、生活に必要な荷物を背負って、山から山を歩くことの楽しさに気付かせてくれる素晴らしい体験となりました。今回の体験を次の山行に活かしていきたいと思います。

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