2017春合宿 霞沢岳

山域

上高地 霞沢岳

日付

2017年5月4日(木曜日)~2017年5月6日(土曜日)

メンバー

L望永、布田、谷輪、上平、山﨑

行程

2017年5月4日(木曜日)

島々(726m)06:05→(2.00)→二俣トンネル→08:05二俣→行き橋→戻り橋→(1.30)→09:53中間ベンチ→離れ岩→(1.30)→11:35岩魚留小屋→(1.40)→15:30力水→(1.20)→17:10徳本峠(徳本峠小屋2216m) 幕営

天気は晴れ、気温も涼しく快適に歩きはじめる。上高地は桜の季節。1か月タイムスリップしたようだ。島々谷林道を進む。途中の駐車場では釣りの人たちが準備していた。ヒキガエルとその卵に驚かされながらひたすら歩く。

二股からは登山道になる。島々谷南沢沿いに進む。ところどころ崩れてはいるがよく踏まれ整備されている。道中会った人は下山してくる2人組と単独行の人のみで、とても静かなルートだった。岩名留小屋を過ぎ、小南沢を過ぎたあたりから雪が出てくる。アイゼンをつけるほどではないが、斜面をトラバースするため、沢に落ちないように気をつけた。25000分の地図では2回橋が出てくるとあったが、2つ目の橋が落ちている。渡渉できそうなところを探し左岸にわたる。(徳本峠小屋で確認すると、冬のあいだは雪崩で壊れてしまうため外して下流に保管しているとのこと)そこから登山道をしばらく進むと、徳本峠への最後の登りとなった。ここでアイゼンをつける。力水は斜面を少し登ったところにあった。全員疲労困憊でなかなか進まないが、とにかくがんばって登り徳本峠小屋に到着する。

小屋ではテントが10張り以上あり小屋も営業していた。(年末年始は徳本峠小屋は休業)橘山想会からの差し入れもいただき、豪華な鍋を囲んだ。

 

2017年5月5日(金曜日)

徳本峠06:10→(1:00)→07:30ジャンクションピーク(2428m)→(2261m地点)

(2:00)→10:20K1→K2→(0:30)→11:30霞沢岳(2645m)11:50→(0.25)→K2→12:40

K1→2261m→15:30ジャンクションピーク→(0.40)→16:20徳本峠 幕営

天気は晴れ。昨日霞沢岳に登っている橘山想会の方から昨日のルートの様子を聞く。

ジャンクションピークまではひたすら登り。明神、穂高がよく見える。ジャンクションピーク付近は平坦で樹林もあるためテントを張ったら快適だと思われる。ジャンクションピークから北西に回り込みながら下っていく。2261m地点まではまばらな樹林帯でテントを張ることはできそうだった。そこからはやせた尾根を進む。南側に雪庇ができている。K1ピークまでは急な雪壁が2箇所ある。急な斜面で深い谷となっているため緊張するが、トレースが階段状に残っていたこと、アイゼンが効いたこと、踏み抜くこともないなど雪の状態もよかったため登っていく。

K1ピークに到着。明神や前穂高、西穂高が美しい。乗鞍岳や遠くに御嶽山や南アルプス、富士山と大パノラマのであった。ここからはK2ピークをこえ霞沢岳を目指す。晴れていたが、風はなく気温もそれほど上がらなかったため、雪の状態はよかった。時折夏道を通りながら進む。K2ピークからの下りは岩まじりの急な斜面があったが、ブッシュなどをつかんで降りた。稜線では南東の方向に大きな雪庇が出ていた。

霞沢岳に無事登頂。K1ピークからの雪壁の下山、支点になりそうなブッシュはトレースからずれているためロープは出さなかった。アイゼンをしっかり効かせ、バランスを崩さないようにゆっくり下った。核心部を抜けてからは、ひたすらテントに向かってあるく。ここまでで8時間は過ぎている。ジャンクションピークへの登りが辛い。

 

2017年5月6日(土曜日)

徳本峠06:50→明神→08:30上高地バスターミナル→島々→松本→新宿→帰宅

撤収時に雨がパラパラ降ってきた。上高地までは1時間半の短い道のりだが、沢沿いを歩くため緊張した。ルートは赤テープと踏み跡があったため間違うことはなかったが、沢なので、デブリがいたるところにできている。沢を離れ林道にでたら明神はもうすぐ。明神や上高地は賑わっていた。春の上高地を見ながら帰路についた。

島々宿

徳本峠からの明神岳と西穂高岳

 

ジャンクションピーク

二俣から岩魚留小屋をめざす。

K1ピークへの稜線

よく整えられた登山道

K1ピークへの最後の登り

明神岳、大天井岳、常念岳、蝶ケ岳

 

前穂高、奥穂高岳

 

稜線の雪庇

 

山頂への稜線。夏道が出ている。

 

K1ピークからの下り

 

徳本峠で

 

急な雪壁の後はやせ尾根

明神に着きました。

 

コメントを残す