2009年川崎山岳会 夏山合宿 報告 「剱岳 源次郎尾根」

山域

剱岳 源次郎尾根

日程

2009年8月14日

メンバー

L中野、吉居、新井

所管

昨日は、土砂降りの雨の中、トイレに行くこともままならぬ状況で天幕に閉じ込められていた。天気予報では今日は晴れ。朝3時真っ暗な中起床。雨の音はしない。雲はまだあるものの切れ間が見える。予定通り4時出発。外はまだ暗いが前剣の尾根にヘッドランプが幾つか見える。明るくなる頃剣沢の雪渓に降りる。5、6人の先行パーティがアイゼンを着けている。見る限り不慣れな様子で時間が掛かっている。我々はさっさとアイゼンをつけ取付きへと向かう。途中更に1パーティ追い抜き、取付きにつくと既に1パーティの順番待ちだった。大学の山岳部で慣れているらしくあまり待たされることは無かった。所々アンザイレンしながら急峻な踏み跡をひたすら辿る。後ろを振り返ると長蛇の列ができている。もう10分出発が遅れていたら大変なことになっていた。天気も見る見るうちにガスが上がり雲ひとつ無い快晴になった。やがて、右側から突き上げる稜と合流しⅠ峰の登りとなる。視界も開け熊ノ岩や八峰が目前に見渡せる。Ⅰ峰のピークで一息入れ景色を堪能する。Ⅱ峰下りの懸垂下降の順番待ちを考え、先を急ぐ。ペースを上げ先行する大学生を追い抜く。幸、懸垂下降の順番待ちは無く直ぐに準備に取り掛かる。中野が先行し、続いて新井、ラスト吉居で下降する。ここまでくれば、後はひたすら本峰目指して体力勝負だ。12時には頂上に立つことができた。

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