春山合宿報告 穂高連峰(前半組)

山域

北アルプス穂高連峰

日程

2013年4月27-28日

メンバー

L岩崎、谷輪、木村(装備)、山下(食料)、内山、布田(記録)

総括

岩﨑(リーダー)

行程

 上高地に到着した際全面の雪景色にはびっくりしました。さらに驚いたのは、横尾から先涸沢方面は雪崩の危険があるため、入山規制がかかっていたことです。入山規制を知ったのは徳沢の少し前で、横尾より先には行けないことがわかっていましたが、とにかく横尾まで行って様子を見ることにしました。翌日規制が解除されていれば、涸沢を目指すことにし、雪崩の危険を回避するため早朝(4:30)の出発を予定しました。しかし、5:30まで待っても規制は解除されず、やむなく槍沢方面へ行って横尾に戻ることにしました。蝶が岳に登ることも考えましたが、雪の中往復8時間以上かかる可能性があり断念しました。槍沢へのコースは快晴抜群の景色で、可能ならまたの機会に槍ヶ岳を目指したいと思いました。今回は以上のようなルート変更や、体調不良など想定外のことがあり、その場での判断が必要な山行でした。リーダーはこのような時、情報収集し、メンバーの意見を聴いた上で判断することが重要で、それにはやはり経験が必要だと改めて認識しました。


感想

内山(新人)
 このたびの春合宿は、私にとってとても印象的な山行となりました。天候に恵まれず目指すとこまで進めなかったことは残念でしたが、そのような中でも重要な意味を持つことが2つありました。
一つ目は間近に北アルプスの山々を仰ぎ見たことです。この山域に入るのは初めてだったため、ごく一部分を見たにすぎませんが雪を戴いた山々の神々しさに非常に興奮しました。いくつもの私にとって未知のピークや尾根と対峙したことで、今後へ向けた目標を見付けることができた気がします。
二つ目は正しい山の生活を経験したことです。今まではすべてが自己流だったため、様々な場面で危険を冒していたことに気づくことができました。まだまだたくさんの誤った認識を持っていると考えられますので、それらを学んでいくこともこれからの課題となりました。短い時間の中でしたが、山の美しさ・厳しさ、楽しさ・辛さを一まとめにして味わうことができた、とても贅沢な山行になったように思います。北アルプスの山々と諸先輩方に心より感謝いたします。

以上

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