八ヶ岳天狗尾根

山域

八ヶ岳

日程

2013年2月16日~2013年2月17日

メンバー

L大塚、増田、望永

記録

大塚

行程

2月16日(土)
7:15 うつくしの森駐車場
11:00出合小屋
14:45 2300m付近幕営
2月17日(日)
6:10 2300m付近
9:00 カニのハサミ
10:10下部30m岩壁
10:30撤退判断
13:50出合小屋
16:00駐車場

所感

2月15日(金)
インターを降りると雪。深夜に美しの森に到着するが駐車場が除雪されておらず、たかね荘の駐車場に移動。こちらは10台分くらいのスペースが除雪されており、ここで仮眠。

2月16日(土)
朝6時頃駐車場に向かうがはやり除雪されていない。やむなく車のために雪を踏み固め駐車スペースを作る。
駐車場から膝ラッセルで林道を進む。軽い雪で最初はツボ足で進んだが、膝上となったため、わかんを装着する。そこで途中駐車場で会った2人組に追い抜かれる。
林道終点で2人組もわかんを装着し、交代でラッセルして進む。やっとのことでたどり着いた出合小屋到着は出発から4時間を経過していた。


2人組は権現岳東陵を目指していたが、ここで退却を決定したようだった。
大休止ののちに天狗尾根に末端から取り付く。取付きすぐに岩場があり、右から巻く。尾根に覆いかぶさるような岩で途中尾根に空洞ができている。その先を登ると後は尾根上を進める。尾根上も深い雪と苦戦する。この日は気温も低かった。
14:35なんとか幕営候補地に到着。夕食の鍋をつまみながら話題は次回山行の酒の種類であった。

2月17日(日)
4時起床。出発準備中に出合小屋を出発してきた2人組の東京雲稜会パーティに追い抜かれる。雪が締まっていて歩きやすかったとアイゼンで登ってきた。軽装でのアタックでルートは我々と同じであった。今日はこの2人組とラッセル交代しながら進む。3時間かけようやくカニのハサミに到着。手前で大休止している間に2人組は岩稜帯へ進んでいった。カニのハサミを超えると10m岩壁となる。秋は難なく超えたこの壁も雪と氷で手ごわい。望永さんと増田さんは難なく超えたが、大塚はロープを出してもらう。
続いて30m岩壁。前パーティは直登ルートを探っている。秋の偵察時は岩壁右下をトラバースし、見えない先のルンゼを登ったが、トラバースエリアが見るからに困難な状況。増田さんに偵察に出てもらうが危険と判断。直登ルートに変更。


しかし、ここで時刻を確認すると10時15分。昼までに稜線に抜けることは困難な状況となっていた。また下山のツルネ東陵もこの積雪状況では予定以上の時間がかかることも想定され今日中に下山できないと判断。ここで撤退を決定した。

前パーティも懸垂下降してきた。同じく撤退のようだ。
昨日のルートを駆け抜けて下山。出合小屋付近は多くのトレースがあり、我々のあとに多くのパーティが入ったようだ。昨日とはうってかわって快適なトレース跡をつかって下山した。
また来年のリベンジを誓って。
(ただ、このうんざりするような林道の長さには何か対策が必要だと感じた)

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