2006夏山合宿報告

萩原

日程

平成18年8月12日-16日

山域

剱岳 源次郎尾根、八つ峰Cフェース

メンバー

A隊 田中(孝)・大貫・中野・萩原・山本・藤田   C隊 佐藤和弘 朋子

概要

西ゼン8月12日 曇り時々雨 一時雹 夕方晴れ
室堂0810~別山乗越1105-15~剱沢BC1150
雨具を着れば止む。暑くて脱げば降り出す。そんな天気との追いかけっこをした入山日。別山乗越からの下降では、雹と雷による激しい歓迎を受けたが、無事剱沢へ到着。夕方晴れ間が出てきたので、濡れた物を干す。本日入山する人が大多数の模様で、登山道、天場共に大変な賑わいだった。

8月13日 晴れ
剱沢BC0430~源次郎尾根取り付き0510-0605~Ⅰ・Ⅱ峰コル1240~剱岳山頂1330-1400~剱沢BC1630
取り付きから大渋滞。準備と順番待ちで約1時間を費やす。その後もⅠ峰の登りで2~3回は20分以上の順番待ち。更に懸垂降下箇所では1時間半待ち。真上から容赦なく降り注ぐ太陽光線から逃げる場所もない。気が狂いそうに暑かった。ルートは初心者向けということで、危険箇所もなく、踏跡もかなりしっかりしていた。計画では平蔵谷を下降する予定だったが、本峰より一般ルートを下山。

8月14日 晴れ時々曇り
剱沢BC0350~長次郎谷出合0500~八ツ峰Cフェース取り付き0700-30~登攀終了1200~5・6コル1350~剱沢BC1630
昨日の反省を踏まえての早出。Cフェース剱稜会ルート取り付き1番乗り。6人のパーティーを2つに分け(中野・田中・藤田)(大貫・萩原・山本)て登攀。難易度は低いが、そこそこ露出度があり、岩全体も安定していてフリクションも効くので快適な登攀ができた。迷ったことと、初心者同行にて、念のため懸垂降下を3回行ったので、下降に少々時間がかかった。

8月15日 快晴
田中・大貫・斉藤下山。布田・中野・山野・藤田は一般ルートによる本峰往復。
萩原は別山~立山~剱御前。山本は別山~剱御前。佐藤夫妻は長次郎谷出合往復。
昼過ぎには全員揃って宴会となる。

8月16日 快晴
剱沢BC0550~別山乗越0630-0700~室堂0900
昼間の暑さを考え早立ちとする。太陽が剱沢を覆いつくす前に乗越へ到着。雲ひとつ無い快晴の中、観光客のごった返す室堂へ到着。

所感

 私にとっては、久しぶりにちゃんとした山へ行って来たという印象だ。会を離れて5年。完全にこの世界から離れていて、体力・技術力共にどのくらい落ちているかと心配だったが、源次郎で熱中症になりかけた以外は、まあ心配してたいほどでもないかなぁと思った。岩場に立てば自然と様々なことを思い出すことができた。不思議なものだ。そしてやはり自然の中で数日間過ごすこと。山のことを毎日考えて過ごす生活の良さを再確認できた。天気に恵まれたこともあるが、素晴らしい時間が過ごせたと思う。11人での合宿は久しぶりだとの話だったが、私が抜けている間に新しい会員も増えたことだし、やる気に溢れた人もいる。ここは是非、昔一緒に山へ行った先輩後輩達の復帰を願うばかりだ。私みたいなクチ先ヘタレ人間が復帰したのだから、戻りやすいでしょ?また皆で登りましょうよ。良い意味での伝統を守りつつ、楽しく凄い会になればなぁと思う。

西ゼン第2スラブ

西ゼン第1スラブ

田中孝 佐藤和 中野代表 大貫 山本

田中孝

佐藤和

中野代表

大貫 山本

萩原亮太 藤田祐樹    

萩原亮太

藤田祐樹

   

A 隊 源次郎尾根八つ峰

源次郎尾根上部

八つ峰より

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