個人山行 丹沢

日程

2009/09/13(日)

場所

丹沢

ルート

渋沢駅→大倉バス停→烏尾山→塔ノ岳→大倉→大倉バス停→食堂若竹→渋沢駅

リーダー

岩崎

メンバー

布田、田中(増)、木村、鳥巣

報告者

鳥巣

所感

■はじめに
金曜日、岩崎さんからの山行お誘いメールあり。
行き先は丹沢。当初予定の富士山山行が悪天候のため変更になったとのこと。
丹沢は2ヶ月前に山岳会へ入会した際、最初に連れて行って頂いた山なのでした。
不慣れな下りの坂道では、何度も捻挫しそうになった不甲斐ない経験があります。
そういうわけで、丹沢へのリベンジを果たすべく、お誘いに便乗させて頂くことに。
購入しておいた登山靴を履き慣らすのにも絶好のタイミングとなりました。
雨上がりの日曜日。新しい登山靴でリベンジなるか!
■08:57 丹沢大山国定公園
午前8時、丹沢駅集合。
バスに乗り換え大倉バス停で下車。
本日最初に目指すのは烏尾山の頂上とのこと。
薄曇の空の下、烏尾山の登山道入り口まで林道を歩いて向かう。

■09:00 丹沢名水“竜神の泉”途中、丹沢名水“竜神の泉”で喉を潤す。
全国名水百選なのに「煮沸して飲め」の掲示あり。
神経質に騒ぎ立てるやり方は新型インフルエンザに限った話ではないみたい。
布田さんいわく「そのまま飲んでも問題ない」とのこと。自然の恵みを有難く頂戴する。

■09:37 烏尾山入り口烏尾山入り口到着。
烏尾山ルートは急勾配のためか、他の登山者は見あたらない。地図を広げてルートを確認するのはリーダー岩崎さん。「他のルートにしましょうか」の提案に、「決めてきたルートを安易に変更すべきでない」の発言は田中(増)さん。予定の重要性を窺い知る。

■10:15 烏尾山の登山道登山口からの急勾配を一気に200mほど上り切り、その後、緩やかな勾配になった杉林を抜けて行く。
余裕が出てきたので前方に目を向けると、視線の先に一頭の鹿を見つける。
先頭は、黙々と歩みを進める岩崎さん。
途中1回の休憩挟んで、さらに頂上を目指す。

■11:08 烏尾山山頂近くからの眺め山頂手前、杉林を抜けると一気に視界が開ける。
右端に見えるのが日本最高峰の富士山3,776m。
初心者の私にはそれしか分からないのが、その他、目に映る峰々を説明されるのは川崎山岳会代表、布田さん、その人。
少なくとも登るべき山に事欠くことはなさそう。
■11:11 烏尾山山頂
標高1,136mの烏尾山山頂到着。
山頂には展望方位盤あり。
周囲の眺めを説明してくれている。

■11:12 烏尾山山頂からの眺め1で、こちらが真南の眺め。
たった今、登ってきた登山道と、その向こう側、遠く霞んで見えるのは伊豆半島。

■11:18 烏尾山山頂からの眺め2で、こちらが北東の眺め。
ヒルの巣窟、宮ヶ瀬湖ダムとのこと。
「丹沢=ヒル」で散々脅されてきたが、今のところヒルの被害はないので、「宮ヶ瀬湖ダム=ヒル」が本当はどうかも、怪しいところ。
冬は巨大クリスマスツリーで大賑わいらしい。

■11:20 烏尾山出発朝の曇り空とは打って変わって、快晴となる。
布田さんいわく「日焼けは体力を消耗するし、シミの原因にもなる」とのこと。岩崎さんにお借りした紫外線クリームで対策をとっておく。
烏尾山を出発。引き続き岩崎さんを先頭に、次なる目的地、塔ノ岳を目指す。
■11:46 行者岳の断崖塔ノ岳へは尾根伝いに進む。
縦走は、視界が開けて景色を満喫できるし、勾配も緩くて楽なものとナメていたのだが、途中、行者岳の下りでは、こんな断崖がお出迎え。
布田さんいわく「上りより下りの方が難しいのは、下りの方が目と足元までの距離が遠いため」とのこと。足元までの距離を近づけるための後ろ向きの姿勢をとり、しっかり掴んだチェーン頼みに、慎重に下りていく。
日頃できない経験に、アドレナリンも急上昇。無事、下り切ったときの満足感もひとしお。

■12:20 挨拶する布田さん沢登りを終えて休暇している別の山岳会の皆さんと挨拶をする布田さん。代表ともなると登った山の数だけでなく、知っている山の仲間の数も相当なよう。
「山で出会う」というシチュエーションに趣を覚えつつ、先ほどの山岳会にまつわるエピソードなどを伺いながら、先を進む。

■12:52 塔ノ岳山頂岩崎さんを先頭に塔ノ岳山頂到着。
本日参加の皆さんと握手を交わし、荷物を降ろしてしばし休憩。
新しい登山靴は、上りで体重がかかった所為か、踵の部分が擦れて赤くなっている。
早めの処置が大切とのこと。持参してきた絆創膏を張り、後半の下りに備えておく。

■13:01 塔ノ岳山頂からの眺めリアル東山魁夷!
前回の丹沢では、ガスが発生していた為、周囲を見渡すことができなかったが、今回は初めて富士山を見ることができた。
天然の額縁を前に、おにぎりとバナナを食べながら、しばし贅沢な時間を過ごす。

■13:16 写真撮影する布田さん塔ノ岳を発つ前の記念撮影、その前に写真撮影を買って出る布田さん。
記念写真を撮影後、塔ノ岳を出発。
帰りは前回と同様、大倉尾根を下るらしい。
捻挫に気をつけて慎重に足を運ぶことに。

■13:23 プロパンを担ぐ人山荘従業員の方だろうか。
私たちを凄いスピードで追い抜いていく。
空のガスボンベでも30kgは優に超えるらしく、太ももの筋肉も半端じゃない。

■13:34 大倉尾根下り岩崎さんを先頭に進む大倉尾根の下り。
通称「バカ尾根」と呼ばれているらしい。
ネットで調べてその由来を理解する。
(1) 延々と登りが続くため
(2) 麓からの高低差が大きいため
結論、「大倉尾根を登る奴=バカ」ということ。
恐るべし。尾根ひとつ迂闊に登れないようだ。

■13:42 花立山荘のかき氷機持参した食料以外口にしない。
鍋割山に登っても鍋焼きうどんは注文しない。
前回は、そんな山の美学を教えて頂く。
しかし今回は、山登りにはルールはない。
そんな美学を教えて頂くことに。

■13:44 花立山荘のかき氷そういうわけで、イチゴ味、400円也。
かき氷なんて食べたのは何十年ぶり。
とりあえず、かき氷を嗜好品と捉えてこの辺りで美学の線を引いておく。
少なくとも花立山荘のかき氷に罪はないのだから。

■14:20 爆走3人組花立山荘から麓まではタイムトライアル。
痺れを切らした古参メンバー3人組が、物凄いスピードでバカ尾根を駆け下りていくの一枚。
走ると怪我しそうなので、慎重に下りるつもりだったが、離されると道に迷うことは確実なので、がんばって後を追いかけることに。
麓に到着後、急いでバスに乗り込み渋沢駅へ。

■17:36 渋沢駅から富士山バスで渋沢駅到着。
南口前の食堂若竹に駆け込み本日の反省会。
大山豆腐の起源と、ウクライナの社会情勢と、アミノバイタルの成分表記の話をして解散となる。
気がつけば、すでに笑点の時間を回っている。
最後は、渋沢駅の夕焼け空と、その奥の富士山の頂と。
■17:39 本日の山行参加メンバー
本日の山行参加メンバーの面々。
疲れを知らずの恐るべしタフネスたち。
丹沢は山ではなくトレーニングコースなのかも。
私はといえば、小田原線に乗り込んだ瞬間、疲れと酔いとで爆睡してしまうのだった。

■20:52 筋肉痛対策岩崎さんに頂いたアミノバイタル。
明日は多分筋肉痛で、明後日は確実に筋肉痛。
アフターケアをしておくことに。


■最後に
2回目の山行でようやく山登りと仲良くなれた気がします。
前回と比べて下りも順調にこなせたので、リベンジは成功とさせてください。
皆さんのおかげで無事、楽しく丹沢を終えることができました。
ありがとうございました。

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