九州くじゅう連山

日程

2014年6月7日-9日

山域

九州くじゅう連山

メンバー

布田仁 他3名

行程

60才代男性と40代女性2名で阿蘇からくじゅう連山に行ってきました。九州の山はいままでほとんど登っておらず、由布岳に15年程前に家族で行っただけです。
7日熊本空港から車で白川水源、阿蘇・中岳・噴火口、草千里、大観峰、大吊橋とまわり観光を楽しむ。天気は曇りで午後には雨となる。その日は黒川温泉に泊まる。

2014年6月8日
8日朝7時過ぎ、車でやまなみハイウエイ沿線の牧の戸峠1,330mまで入り、久住山1,787mを目指す。登山道はよく整備されておりミヤマキリシマの咲くこの季節家族づれやツアー客で大賑わいでした。久住分れで二手に分かれ我々は久住山を登り九州本土最高峰の中岳1,791mに向かう。御池(みいけ)を一周するように登り岩場をちょっと登ると中岳山頂となる。この山頂は虫が飛び回りミヤマキリシマを喰い荒らすシャクトリ虫がうじゃうじゃで早々に下山する。

天候が心配だか中岳の向かいにある天狗ガ城1,780mも登る。久住分れまで戻ると雨が降りだし雨具をつけ北千里ヶ浜を下りる。日曜日の午後で雨に降られ午前中あれほどいた人が見当たらない。早々に下山した様だ。 雨に濡れ法華院温泉1,303mに入る。坊ガツル湿原の上部に位置する温泉はどの登山口からも2時間以上歩かないと着かない温泉で九州の最高地点の温泉でもあり秘湯中の秘湯である。温泉は硫黄泉で湯の花が浮いて温度は疲れた体に丁度良い具合だった。
2014年6月9日
9日朝7時に坊ガツルからミヤマキリシマに覆われ山頂付近が紫色に染まっている平治岳1,643mを目指す。1時間程で大戸越まで登れるコースだが前日の雨もあり湿原からの登山道は泥流のどろどろの道だった。滑りやすく火山灰に覆われ非常に歩きにくい。大戸越からの平治岳の山頂付近はミヤマキリシマに覆われ非常にきれいだ。写真をとり早々に下山し湿原から山を回り込むように中腹を歩き長者原に向かう。3時半には全員下山した。 くじゅう連山は久住山を中心に中岳などに囲まれた久住山系と坊ガツル湿原を囲む大船山、平治岳の大船山系に大きく分かれる。今回はそれぞれの山系をつなぎ歩いたがくじゅう連山は広く、冬季の雪の季節も面白そうな山でした。



◆くじゅうと久住(くじゅう)と九重(くじゅう)
九重町(ここのえまち)と久住町(くじゅうまち)にまたがる山域で国立公園の名称でもめた経緯があり、阿蘇くじゅう国立公園となる。山域全体を指すときはくじゅう、九重と書き、単独の山は久住山となったとのこと。

◆坊ガツル
法華院指す坊と平らな湿原をツルと呼ぶ。

人皆花に酔うときも、残雪恋し山に入り、涙を流す山男
雪解の水に春を知る –芹洋子 坊ガツル賛歌―

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