4月会山行 越後駒ケ岳

日程:2021年4月10日(土)~11日(日)

メンバー:L大塚、内山(葵)、阿部  記録:大塚

 

4/10(土)7:10 石抱橋(駐車場所) – 10:20道行山 – 11:25小倉山 – 12:40百草の池 – 14:40駒の小屋 – 15:20山頂(幕営)
4/11(日)7:30 山頂 – 8:20百草の池 – 9:15小倉山 – 10:20道行山 13:10 石抱橋

4月会山行の当初計画は谷川岳であったが、積雪豊富でメンバーがあまり行ったことのない越後駒ケ岳に変更した。
しかしルートがなかなか定まらない。駒の湯近くの吊り橋が崩落したとのことで小倉尾根は登れない。
枝折峠も銀山平も冬季通行止めのまま。ようやく開通したのは入山3日前。しかしまだ安心できない。
除雪を管理している担当も駐車スペースの有無は確認できてないとの返事だった。

金曜夜にスキー隊と登山隊に分かれて川崎を出発する。スキー隊の後を追って21時溝ノ口発。
快調に高速を進み小出インター近くの道の駅に到着。道の駅は車が多く、トラックなどはエンジンをかけたままだ。
これでは寝られない、と思ったが、観光協会の建物裏はがらがらでテントを張ろうと移動したら、スキー隊の車を発見。
合流して軽く飲んで就寝。

翌4時起き、奥只見シルバーラインに向かう。ゲートは6時にあくが、駐車スペース確保が心配で1時間前に並ぶ。
前には4台。杞憂だったか、と思ったら続々車が並び、30台以上になった。ゲート開通。進むにつれ積雪が増える。
銀山平に入ると路面も真っ白になった。駐車予定地の石抱橋には一番乗り。駐車場が、、、除雪されてない。
どう駐車するかと考えていると続々車が到着し始めた。地元ナンバーの車が慣れた感じで駐車し、それに倣う。

今日の目的地は(この時点では)百草の池であり、時間にはかなり余裕がある。
ゆっくり準備していると、他のパーティーはどんどん出発していった。早い。スキー9割以上といった感じである。
スキートレースを追って歩き始める。しばらくは平地だが林道に斜めに雪が積もっているため、部分的にトラバース気味となる。

30分ほど歩いてようやく登り。スキー隊のジグザグトレースから離れ、尾根上を登る。最初から急登だ。
登りきると越後駒ケ岳方面が見えるが、百草の池より上は雲に隠れて見えない。道行山に向かって登る。
前方でスキー隊が板を脱いでいる。また雪が途切れて夏道が出ている。道行山到着。
小倉山へは下り&なだらかな斜面でスキー隊との差がどんどん広がる。小倉山は皆トラバースして巻いている。
小倉山へのトレースは無い。これは登るでしょう、と小倉山に直登する。少しだけだがトレースのないルートは楽しい。
少しの寄り道の後再び高速道路のようなスキートレースに合流する。このあたりで5人登山パーティーに追いつかれる。

またなだらかな登りの後、百草の池に到着。そこにはスキー隊からの歩荷プレゼントが!!嬉しいビール。
しかし、、、寒い。日が陰り風の通り道のようだ。サブリーダーの内山さんから、小屋まで上がりましょうとの提案。
また1時前であり、時間に余裕があるため、再び登り始める。前駒まで登ると小屋の場所が確認できる。
ルート上の雪がたいぶ割れている。頂上まで登ったと思われるスキーヤーが続々と滑ってくる。
前方に、スキー隊の姿を確認。滑りを撮ろうとしばし待つ。が、動きがない。しびれを切らして、登り始める。
ひと登りして4人がいた位置を見るといない。滑ってしまったようだ。残念。

小屋直下は急登りだ。午後2時を過ぎ雪もだいぶ緩んでいるので登りにくい。小屋に到着。
5人パーティーが小屋の2階入口へ荷物を運びこんでいる。小屋の前にでもテント張るかと考えていると
2人男女のパーティーが小屋から出てきた。これから山頂でテントを張りなおすという。
どうやら小屋の中でテントを張っていたが、他のパーティーが来たので出てきたらしい。
頂上の方がテントを張るにはいい場所があるらしい(彼らはすでに頂上往復していた)。
15時を過ぎて気温が下がり始め雪も締まってきた。男性が15分もあるけば頂上だよ、という。そして、それに釣られた。

他のメンバーはもしかして乗り気でなかったかもしれないが、心はすでに頂上での幕営に向かっていた。
約20分で頂上に到着。
ピークに1張、少し下がった植生の陰で1張、その少し下にエスパースを張ることにした。
整地してテントを張り、スキー隊に感謝してビールで乾杯。
頂上から中ノ岳方面に雪原が広がっており、阿部さんはワカン歩行を楽しんでいる。
日没の景色を楽しみ、夕食。そして満点の星空を楽しんで就寝。

朝4時半に起きる。ご来光を見に5時前に阿部さんがテントから出ていく。釣られて大塚も早めにテントを出てしまう。結構寒い。マイナス10℃くらいか。手が痛い。
朝食の後テントを撤収し、下山開始。雪が締まっていて歩きやすい。
このままだと10時くらいには下山してしまうのではないかと思い、
遠回りしようかと提案するが、下るにつれ雪が腐りはじめ、そのまま下山した。
下りきったところで雪上歩行訓練や滑落停止を1時間ほど行い、駐車場へ戻った。
銀山平の銀の湯で汗を流し帰路についた。
天候に恵まれた山行だった。

 

←スキー隊の4人が写っています。

小屋手前の急登

←川山ボンボンと八海山

 

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