1月会山行 BCS 輝山 猫岳

2022年1月会山行 平湯 バックカントリースキー

日程

1月22日~1月23日

メンバー

L 山崎、中野、伊東

2/22(土) 輝山(記録 中野)

9:15 国道158号上久手橋 – 13:40 輝山 14:00 – 15:20国道158号上久手橋

当会では近年バックカントリースキー愛好家が増え、
百年近い会の歴史の中で初めて会山行でバックカントリースキーが企画された。
前日まで雪が降り続いておりパウダーが期待できる。はずだった・・・
前日は、塩尻健康ランドで仮眠し平湯温泉に向かった。

安房トンネルを抜け平湯から国道158号を高山方面に少し進み、
平湯トンネルを抜けたところに除雪された車の待避所がある。
ここがスタート地点である。身支度を整え、スキーにシールを装着し出発。先行パーティがあり、
林道にスキーのトレースが付けられている。暫く行くと尾根の取付点であるが、トレースは林道沿いに延びている。
暫く様子を見ながらトレース沿いに進むが、尾根から外れ平湯峠の方へ延びている。
小沢から尾根に取り付くが、斜面が急でスキー登行の限界を感じる。
スイッチバックで後ろ向きに滑りそうになりながら、恐る恐る高度を上げていく。
山崎君、伊東さんはスキーアイゼンを装着しているが、私はシールだけが頼りなので時間も掛かってしまう。
何とか急斜面を抜け、尾根状の安定したところに出て一安心。ここからはスキーのトレースもついている。
我々が沢沿いの急斜面で苦労している間に後続が尾根通しに先行したようだ。
順調に高度を上げ、山頂近くで滑走してくるパーティとすれ違った。山頂は木の茂みの中にあり山名を示す標識等はない。
木にテープが巻かれていて何となく山頂であることを示している。
少し戻った雪の斜面でスキーを滑降モードに切り替える。ここからは、楽しいスキー滑走が楽しめる。はずだった。
滑り出すと思うように滑走できず妙に雪が引っ掛かる。板を見ると雪がアイゼン団子のようにくっついている。
南斜面で雪が重雪になりくっつきやすくなったようだ。
若い頃、クロスカントリースキーの競技経験があるが、まるで板にクロカン用の滑り止めワックスを塗ったようだ。
山崎君は、アイロンワックスまで掛けて手入れをしたようで軽快に滑走を楽しんでいる。
手入れの悪さを反省しながら何とか下降する。滑りを楽しむというよりスキーで下山する感じだ。
それでも、途中から板の滑りも良くなり駐車場近くの林道に戻ることができた。

 

1月23日 猫岳 (記録:山崎)
06:50 久手牧場-13:15 猫岳-15:00 久手牧場

1年ぶりの猫岳。久手牧場からいきなりの急登。去年はここでシールが剥がれ、板がずり落ち苦しめられた。
私はクトー(スキーアイゼン)を装着できる板に新調した。
このクトーが急登で威力を発揮した。板がずり落ちるかと思ったら、クトーが斜面を掴んでそのまま保持される。
去年と比べて快適に登ることができた。
急登を登り終えると、振り返れば白山連峰まで見える。
天気は昼まで晴れる予報、寒さもそこまで厳しくない。
ダラダラと続く樹林帯を抜け、猫岳稜線へ出ると爆風が襲いかかる。
あまりの寒さと風で猫岳山頂では板の準備ができないほどだった。
山頂から少し下ったところでスキーを準備し滑走開始。
しかし、斜面が真っ白で凹凸がわからず、その凹凸にハマり転倒。何とか樹林帯に戻り快適な滑降。
夫婦松から下部は無重力とは言わないが、新雪の快適パウダーを味わえた。
去年も夫婦松より下部の方が楽しかったことを滑ったあとに思い出し、
長い長い距離を登る猫岳まで行ったのを少し後悔した。

 

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