西丹沢 小川谷廊下

日程

2014年6月15日/晴れ

山域

西丹沢 小川谷廊下

メンバー

長友(L)、吉居、望永、

記録

長友、望永

所感

0540 武蔵小杉駅集合。長友車で移動。(東名は大型トラック炎上で厚木ICで通行止め。下道で移動。)
0815 仲ノ沢林道終点駐車スペース。準備。
0840 遡行開始
0857 小川谷出合い。水量は平水より大目だが、特に問題ない程度の増水具合。晴れていて気温も高く水に入ると気持ちよい。
0900 最初の3m滝。水流右を直登。

0904 有名な5mCS滝。CS右に以前からある残置スリングが2本、倒木は1mほどの長さまで削られ壁にたてかかっている。倒木と残置スリングを使って登る。フリーでも頑張れば登れそう。望永はお助け紐を出してもらって通過

0910 6m滝。水流左を巻き気味に直登。

0916 2段3m・5m滝(Ⅲ-)。長友が下段は歩き。上段は水流左を左上して超える。後続はロープ+お助け紐で確保。
(望永)上段では右半身が濡れたため水の勢いに躊躇した。足をしっかりおいて左上に進む。

1008 6m滝。以前まで3本残置スリングが連打されていた気がするが、真ん中の1本がなくなり、困難になっていた。先行パーティが取りついていたが諦めて巻いていた。そのあと長友が取りついたが厳しく諦めた。スカイフックとアブミがあれば多分登れたと思う。左岸から高巻きして、この部分のゴルジュ帯を全部巻いて、懸垂下降15mで沢床に戻る。(写真は先行パーティ)

1119 大岩。残置ロープで通過。ラバーのソールがよく効いた。

1126 石棚のゴルジュに入る。左壁が顕著な廊下状になっていて綺麗。

1140ごろ 石棚のゴルジュ中の6m滝(Ⅲ)。小川谷廊下の核心の滝。長友トップ。かぶった右壁の残置スリングにヌンチャクでランニングをとる。流心まではかぶったへつり。流心に近づいたあとは水流右を階段状に直上し、落ち口手前でハーケンを打ち後続のフラれ止めのランニングを1本とる。落ち口の右側で支点を作り確保体制。

(参考資料:写真がないためインターネットより引用
http://tanzawa.xsrv.jp/tetu/index.php/2012-12-07-05-55-27/285-2014-04-08-11-45-32
望永中間8の字で続くも大苦戦する。まず、右の残置スリングで取ったランニングが、かぶった状態で体勢が悪くて手が届かず外せない。残置スリングにヌンチャクをかけて体を起こして外そうとするが、腕が張ってしまい何度も失敗。巻こうにも両岸とも立っていて不可。吉居さんからアブミをかりて再び取り付く。吉居さんに残置スリングにアブミをかけてもらう。そしてランニングも外してもらう。吉居さんは岩に取り付かなくても川に立った状態でランニングを外した。ランニングがとれたので長友にロープをムンターミュールでフィックスしてもらい、ユマールとタイブロックで流心に進もうとする。しかし、かぶったへつりでは体がふられること、緊張でロープにしがみついていたため、腕が再び張ってしまいなかなか進めない。しかも日陰で写真のように明るくはなく、川床がどうなっているかも滝の勢いでよくわからない。身体が冷えてくるので雨具を着て三度目取り付く。 流心に進むことを決めて、水流に入ると、白波が立っていてわからなかったが、水深は太腿くらいで立てるし、水の中で探せばいいスタンスもたくさんある。滝芯まできてロープが垂直に垂れたところで、ユマールとタイブロックで体を持ち上げる。長友からふられ止めのためのお助け紐がきてビレイループにかける。1段目の水流に足を置いてみるとなんと立てる。そこからは右にすすむ。かなり時間がかかって何とか通過した。吉居さんは難なく登ってきた。
1250 石棚の最奥の10m滝は右岸のルンゼ右から長友リードで20mほど登って巻く(Ⅱ)。残置ハーケン3本、終了点はハーケンとリングボルト。

以降、小滝が続く。レストをはさみ、ゆっくり進む。


1420 最後の7m滝(Ⅳ)。岩がはがれて厳しくなったとガイドブックに書いてあったが確かに厳しめ。長友が右壁中央を一段上がって残置にランニングをとり、水流に1歩トラバースして落ち口に抜けた。後続は右岸から巻いた。

1500 石積みの堰堤で遡行終了。大休止。

1540~1630 中ノ沢経路を使って駐車スペースまで下山。中ノ沢経路はよく整備されており登山道のよう。何も考えずに歩いていてもきちんと戻れる。

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