第2回新人雪山入門山行

2007年1月27-28日

山域

南八ヶ岳(硫黄岳~横岳~赤岳)

目的

第2回新人雪山入門山行 高度感のある雪の岩稜帯を歩く

メンバー

L萩原 山本 橋本

山行報告

看板を掘り起して記念撮影【27日】曇りのち雪 風弱し

美濃戸口 11:00
美濃戸 11:55-12:05
行者小屋 14:25

【28日】朝曇り 日の出より晴れ時々曇り 風弱し

行者小屋 5:20
赤岳鉱泉 5:45-55
硫黄岳山荘 8:15-25
横岳奥の院 9:20-30
天望荘 10:35-50
赤岳 11:25-40
行者小屋 12:25-13:10
美濃戸 14:20-30
美濃戸口 15:10

所感

硫黄を望む 横岳付近からの赤と阿弥陀
硫黄を望む 横岳付近からの赤と阿弥陀
赤岩の頭近辺 赤岳山頂
赤岩の頭近辺 赤岳山頂
横岳近辺痩せ尾根  
横岳近辺痩せ尾根  

私の車はパワーに不安があったため、美濃戸口から歩くことにした。美濃戸口からの林道は、所々に歩道のショートカットルートがあるが、あまり有効ではないと感じる。一晩中降雪に見舞われたが、寒さはほどほどで、水場も凍らなかった。暗い中、久々に行く鉱泉近辺で10分ほど迷う。鉱泉に人口氷瀑があった。今はこんなものもあるのかと違和感を感じる。森林限界を抜ける頃に日の出。覆っていた雲がアッと言う間に無くなり青空が広がる。稜線の雪煙が美しくも怖くもある。ここ2週間ほどの降雪状況と雪の締まり具合から、雪崩れの危険は無いと判断し、軽いラッセルのあと稜線へ出た。風が弱く一安心。新人の経験を増やすため、ちょいとルートを外して凍った雪面を登ったりトラバースした。硫黄岳山荘は雪に埋没している。積雪は例年並か。大同心上からは登攀組がトレースを付けてくれていたので道のりも楽になる。横岳奥の院手前で両側が切れた痩せ尾根となり橋本君ビビル。がロープ無しで慎重にクリア。核心はココだけだ。リーダーの私はバテ気味だったが順調に赤岳山頂へ。阿弥陀も権現も山頂に多くの人影が見えた。360度の展望の中、文三郎を駆け下りる。もう昼だと言うのに赤岳主稜に取り付いているパーティー多数あり。取り付き点を山本君に説明する。ダラダラと撤収下山。こんな感じで厳冬期一般ルート縦走終了。

予定通りのタイムスケジュールで無事山行を終えた。山本君も橋本君も硫黄~横岳~赤岳の初登頂。新人の橋本君は2週連続で段階を追って雪山の基礎を学べたと思う。勿論まだまだだが、アイゼン歩行とピッケルの活用には慣れたのではないだろうか。ちょっと気になった点は、ガイドツアーと思われる登攀組。抜けた後の雪稜歩きも満足にできないレベルで登攀させていた。

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