個人山行 東天狗岳

東天狗岳 往復

日程:2020年12月29日

メンバー:L内山(葵)、伊東(記録)、阿部(新人)

 

渋御殿湯 9:15 〜八方台分岐10:10〜唐沢鉱泉分岐10:50 〜黒百合ヒュッテ11:35〜中山峠12:00〜
天狗岳分岐13:00〜天狗の鼻13:10〜東天狗岳山頂【2645m】到着13:20〜天狗の鼻13:26〜天狗岳分岐13:40〜
中山峠14:15〜黒百合ヒュッテ14:30〜唐沢鉱泉分岐15:20〜八方台分岐15:40〜渋御殿湯16:30

当初、2020年の冬合宿として、蝶ヶ岳を計画していたが、年末年始の悪天候が予想されたため、
急遽計画を変更し、比較的天候が良さそうな東天狗岳をピストン山行することになった。

29日の8時半頃、渋御殿湯の駐車場に到着。9時15分に駐車場を出発。
駐車場から雪はあったが、アイゼンをはくほどではない為、アイゼンなしで登り始めた。
前夜に新雪が降ったのか、サラサラの粉雪がうっすらと積もっていた。

八方台分岐で一休みしてから、一気に黒百合ヒュッテへ。黒百合ヒュッテ前では、意外にたくさんの人が休んでいた。
黒百合ヒュッテからアイゼンを取り付け、いよいよ本格的な冬山登山へ。
荷物も軽いせいか、葵世さん、阿部さんの足取りも軽く、ガシガシ登っていく。
黒百合ヒュッテからは、雪も深くなく、凍ってもいないので、とても歩きやすい。
中山峠に出ると、360°の展望が広がり、北アルプスの“白屏風”が見えた。よく見ると、
槍ヶ岳の尖った頂上や、中野さん、大塚さんの冬合宿隊が今まさに登っている穂高連峰もくっきり見えた。
ただし、中山峠を越え、森林限界を越えた尾根に出たあたりから、風が強くなった。
天狗の鼻あたりから、ゴツゴツした岩が出てきて、少し歩きにくい。
風に耐えながら、ガシガシ登っていくと東天狗岳の頂上に13時20分に到着。
頂上からみる西天狗岳や根石岳には風が強いせいなのか、ほとんど雪がついていない。
風が強い上に時間的にも少し遅いため、西天狗岳に行くことは断念し、登頂記念撮影後に下山を開始。
黒百合ヒュッテまで戻り、一休みとお昼を兼ねて休憩。行きと同様、黒百合ヒュッテの前は、登山客で賑わっていた。
14時45分に黒百合ヒュッテを出発し、サクサク下山して、16時30分には駐車場に着いた。

当初計画していた上高地にはいけなかったが、比較的天候の良い東天狗岳に登ることができ、良い方向転換だったと思う。
阿部さんにとっては、初めての八ヶ岳だそうで、手軽で良い冬山登山訓練になったのではないかと思う。

余談だが、その晩は蓼科のキャンプ場でテントを張って過ごしたが、
その真夜中から大雨になり、フライなしの内張りだけのテントで、朝テントの中はビショビショになってしまった・・。
2月の蓼科湖の高度での、まさかの大雨だった。おかげさまで道の雪はすっかり解けて、帰りの運転には安全でした〜。

阿部さんの感想

雪山登山が2回目のため、最後まで登りきれるのか、寒さや風には耐えられるか不安を抱きながらも、どんな景色が見られるのかなと、わくわくした気持ちで参加しました。山頂は曇り空でしたが、一面真っ白な世界はどこまででも歩きたくなるような気持ちになりました。八ヶ岳は寒いと聞いておりましたが、今回は例年よりもかなり暖かかったとのこと。寒さを感じる事なく歩くことができました。次は、本物の寒さを体感しつつ、時間の都合で行くことのできなかった西天狗岳にも行ってみたいと思いました。

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