個人山行 御在所岳前尾根

山域

御在所岳前尾根

日程

2022年5月14、15日

メンバー

L山﨑(記録)、札場

行程:5月14日(土)8:00 川崎→14:20 御在所岳裏道登山口→15:00 藤内小屋→16:00 御在所岳前尾根取付き下見→
16:30 藤内小屋幕営

5月15日(日)→3:00 起床→3:30 出発→4:00 取付き着→4:30 前尾根登攀開始→9:30 登攀終了→
10:00 御在所岳山頂→13:00 下山

前々からこの土日は泊まりでどこか行こうと休みを取っていた。
しかし天気予報では関東は雨予報で丹沢も小川山も行けそうもない。
天気予報の地域の範囲を広げると三重の御在所が晴れ予報だった。
遠方なので断られると思いつつ札場さんに打診するとまさかの乗り気。急遽出発2日前に御在所前尾根が目的地となる。

14日は朝まで雨予報だったので、川崎を朝出発。
御在所岳の裏道登山口には14時過ぎに到着。この日は藤内小屋近くのテン場に泊まり翌日に備える。

15日遠方から来ているので帰りの時間も考え夜明け前から行動することにした。
4時に誰もいない取付きに到着し、準備と朝ごはんを食べていると下から続々と人が来る。まだ日の出前なのにだ。
どのパーティーも人の多さに驚き、自分たちが一番乗りだと思っていたのにと言う反応だ。
4時30分前尾根P7から登攀開始する。

1P目 薄明かりの中のクラックは緊張する。ましてやギャラリーが多数。
下部のクラックは前日の雨も乾いており思ったほど難しくなく難なくクリア。
上部は難しそうであったため、右上しカンテ沿いに終了点を取る。

2P目 リッジ上には出ずにトラバース。難しいところはない。

3P目 スラブがやや難しく思えたがクリア。

4P目 ここも難しくない。高度が上がるにつれ風にさらされビレイ中は寒い。

5P目 P4の凹角ルート。ロープを出しトラバースしたところでピッチを切る。歩いても行けた。

6P目 ここも優しい。カムで支点を取りながら短くピッチを切る。

7P目 コンテで上がり、ピーク直下のチムニーはロープで確保し登る。その後歩き。

8P目 優しいスラブからトラバースし終了点はピナクルにスリングを掛け取る。

9P目 このルートのハイライトであるヤグラ。札場さんリードで行く。
チムニーからマントルへ出るところでハマってしまい手が出ず山﨑へリード交代。
下部のクラックはトップロープ状態で登る。核心のチムニーからは上手く体の向きがあったようで、
ホールドにうまく手がかかるが、狭くて足が見えない恐怖がある。なんとか登り終了点へ。

 

下を見ると各ピークや尾根上に人がおり渋滞している。
一番に取付きトップで抜けたが登攀時間は4時間とそこまで遅くはない。自分たちが渋滞の原因ではないと思いたい。
ただこのルートに多数のパーティが入っていたのだと思う。

遠路遥々三重まで来たので、御在所岳山頂へ行き地蔵岩を経由しテントを回収し下山した。

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