個人山行 荒沢山カドナミ尾根

山域

越後 荒沢山カドナミ尾根

日程

2022年1月26日(水)

メンバー

L大塚、阿部

 

行程:7:10駐車場所 – 7:30尾根取付き – 11:15荒沢山12:00 – 13:30駐車場所

 

今シーズン富さんから越後ワカン川崎山岳会仕様2021モデル(以下、ワカン)を頂いたが、
年末合宿では出番がなかったため、どこかで試してみたいと思っていた。
阿部さんも年末の白毛門ラッセル以降ワカンの調整をされたようで、今回はワカンが使えるところを目指した。

新潟の荒沢山。夏道登山道はない。
地形図で見ると、ここから足拍子山方面の稜線は崖マークが連続していて冬はスリリングな雪稜となる、と紹介されている。
いつか行ってみたいと思っていた。今回はそれに向けて下調べを兼ねたカドナミ尾根の往復とした。

前夜22時半頃に集合し土樽へと向かう。
深夜1時過ぎに湯沢へ到着。駐車&スタートを土樽駅と計画していたが、
駅に着くと、駅への道は除雪されておらず車での進入ができないため到達できなかった。
事前の調査不足だ。駐車場所が無く周辺を彷徨うが良い場所が見当たらず、
時刻も2時を越えたため、良心を封じ込めて入山地点にあったスペースに路駐する。
雪が降る予報ではないため除雪車などの邪魔にはならないだろうと自分に言い聞かせる。

朝起きると小雪だった。
7時行動開始。残念ながらトレースがある。
ただ、周辺をうろうろしているような跡があり地元の人の散歩かとも思った。
カドナミ尾根取付でワカンを装着し登り始める。
雪は止んでいるが雲が空を覆っている。トレースの幅が合わず歩きにくい。
阿部さんとトップを交代すると、当然のようにトレースを外して登りだす。たくましい。

既存トレースと並行して、新しいトレースをつけていく。
250mほど標高をあげるとトレースは引き返していた。
尾根の途中でなんの展望もないところで引き返していて少し不思議だった。

2時間ほど登ったところで展望が良い場所があり休憩。
阿部さんがワカンの調整をしていると青空が見えてきた。荒沢山と足拍子岳の稜線と青空がきれいだ。
小さめの雪庇が張り出している。
ここから尾根が細く急傾斜となってくる。そして暑い。汗が噴き出てきて薄着になって登る。春の陽気だ。
足拍子岳との稜線と合わさると荒沢山への細いリッジ歩きとなる。

11時15分山頂。
道標は無いのか埋もれているのか分からないが、こんもりと小さな雪の膨らみが山頂だった。
晴天で周囲360度見渡せた。ゆっくり休憩して下山にかかる。
気温高く雪が緩んでいる。急傾斜を慎重に下る。尾根が広くなると大胆に駆け下りた。

13時半下山。地元の車が1台増えていた。
駐車場で片付けをしているとワカンを履き猟銃を持った爺さんが下ってきた。
地元の方で昨日は鹿を捕って、今日は鳥を狙っていたが駄目だったという。
不可解なトレースは猟師のものだったのかもしれない。
3月15日までは猟に入っているので気をつけろとアドバイスをもらった。

 

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