個人山行 木戸壁右カンテ

山域:妙義山
ルート:木戸壁右カンテ
日付:2021年4月3日
メンバー:L 内山(克)、記録 内山(葵)

マルチの練習のため、ルート本や過去の記録を参考にし、昨年縦走した妙義山まで
アクセスが良かった事から、今度は裏妙義の木戸壁へ行く事にした。

行程:8:45 旧国民宿舎出発、9:20 取り付き到着、9:40 登攀開始、
12:00 最終点 小休止後、下降開始、14:30 取り付き地点へ下降終了、
15:00 旧国民宿舎到着

 

旧国民宿舎から丁須の頭へ向かう登山道を通る。駐車場に車が数十台止まっていた割には登山者に会わない。
(ちなみに旧国民宿舎のトイレは使用禁止になっていた。)
何度か渡渉をしたところで、トポに載っていた目印となる木を見つけ、取り付き地点へ。
登っているパーティはいない模様。
登る支度をしていると後から1パーティ来たため、「我々は遅いので、お先にどうぞ」と
伝えるが、「ゆっくり行くので、どうぞお先に」というお言葉に甘えて、先に行かせていただく。

全6P(いくつかの部分は繋げる事ができる模様)、終始、内山(克)リード、私はフォロー。

1P目25M ガバホールドやスタンスもしっかりしている。テラスも広め。
2P目25M 1P目と繋げるパーティも多い模様。ボルトが豊富にあるため、ボルトを手がかりに右上。
3P目25M 若干高度感を感じるようになってくる。目印である松の木を目指す。
4P目20M このルート唯一の?核心。オーバーハングに少し焦るが、よく見るとガバホールドや、
欲しいところにスタンスがあったため、落ち着いて登れた。
5P目20M 横や眼下に広がる景色を眺めながら気持ちのいいクライミング。
6P目15M これまでボルトがたくさんあったのに、ここだけ終了点へ行くまでのボルトが少なく、
また砂地部分もあり、最後は土クライミングになった。

終了点で、後ろから来たパーティと情報交換。そのパーティは2度目との事で、
本ルートは登って来たルートを懸垂下降で降りるだが、
登りの時に楽をさせていただいたガバ(妙義特有のガバっとつかめる突起のようなチキンヘッドホールド)に
ロープがひっかかったり、松の木のあたりで難儀するとアドバイスをいただくが、
案の定、あちこちでロープがひっかかり、登りと同じぐらい、下降に時間がかかった。

広いテラスもそれほどなく、後続パーティに先頭を譲る事もできずもどかしい。
登りと下りが同じため、午後だというのに、登るのを待機しているパーティが見え、
それもプレッシャーだったが、ロープが絡まって、降りられないのだから仕方ない。
だんだんと寒くなってくるが、辛抱強く絡まるロープと格闘しつつ、
懸垂を3回して、なんとか取り付き地点へ戻る。

今回はクライミングシューズで登ったが、スタンスがしっかりしているため、
アプローチシューズも良いもしれない。また、ボルトが豊富にあるが、全部のボルトに
ヌンチャクをかけていると、安全性は増すがヌンチャクが足りなくなるため、
グレード的にも、全部のボルトへヌンチャクをかける必要はないと思った。

若干寒かったが、川崎では散ってしまった桜や、高度感溢れる景色を堪能したり、
今後に向けた良い練習になった。

使ったギア:ヌンチャク 10本
ダブルロープ 2本

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