青森県 八甲田山・岩木山

日程

2017年10月7-9日

メンバー

L上平、岩﨑、伊東、他1名

行程

10月7日  観光、食材確保~酸ヶ湯キャンプ場
10月8日  酸ヶ湯キャンプ場~八甲田山~弘前神苑~桜林キャンプ場
10月9日  神苑桜林キャンプ場~嶽温泉登山口~岩木山

 夜行バスは低気圧と共に北上をし、翌朝9時に雨の青森駅に到着。まずは古川市場魚菜センターで腹拵え。朝から自分でチョイスした海鮮丼でお腹を満たした。初日は、明日からの山行に向けて、食材購入や観光で三内丸山遺跡等を見学。野外料理好きな女子3人は、地元の市場でテンションが上がる。……さて、どんな料理が出来るのかな? 伊東さん運転で酸ヶ湯キャンプ場に到着。テント場の周りも紅葉している。テントを張り、温泉に入り、よく食べよく飲み就寝。明日からは晴れるはず。

 翌朝、テントを片付け登山開始の頃はすっかり晴れ渡り登頂意欲が湧いてくる。 酸ヶ湯..八甲田大岳..上、下毛無岱..酸ヶ湯の周遊コースをとった。
泥道を足元に気をつけながら進んでいく。
紅葉はピークで、青空に映える赤や黄色が気持ち良い。硫黄のにおいがする地獄湯の沢辺りからは、南八甲田や明日登る端正な形の岩木山が見えてくる。
ほどなくして、仙人岱湿原へ出る。小休憩をし森林限界越え、急登を終え鏡沼を通過し、1585メートルの八甲田大岳へ登頂。360度の展望で高田大岳、陸奥湾、など見渡せた。
下山は、目あての上、下毛無岱だ。急な木の階段から見えてくる草紅葉や池塘群に歓声と共に渋滞している。まるで錦絵のようで、立ち止まってしまうのだ。木道に降りても、周辺の山肌も鮮やかで何度もシャッターを押してしまう。

酸ヶ湯を後にして、弘前に移動。車窓からは、収穫時期の林檎畑、右も左もたわわに実っていた。神苑桜林キャンプ場に着いた頃は、すっかり日も暮れていた。ここは、無料でどこにテント張ってもよく、水場もトイレもある。管理も行き届いていて綺麗だった。テントを張ったあとは、近くの温泉に入り、遅めの夕食、就寝。翌朝も晴天。岩木山の真下から見る岩木山は、かなり急な登りを感じさせた。この日は、帰る日でもあるので、時短をするため、嶽温泉登山口から登る事にした。二時間の直登とリフトを使って登頂、しかも下山は、八合目から岩木スカイラインをバスで降りる。身体使わず、お金の力で下山しました(笑)。

実りの秋、嶽温泉の土産物屋には、山で取れたキノコや名産の嶽きみ(トウモロコシ)など売られていた。登山道は、粘土質で滑るし、かなりあるきにくい。すぐに、山葡萄発見。(翌日登った人は雨のなか野猿に会ったそうです)直登なので、キツイ。汗だくになる。降り注ぐ秋の光にブナや黄色のダケカンバが明るく照している。とても気持ち良いが、キツイ!二時間の直登の後は、八合目からリフトに乗る。そこからは三十分かけて手足を使いながら溶岩をよじ登り、1625メートル岩木山登頂。360度の展望、日本海に沿った七里長浜、白神山地、八甲田連峰が見えた。風が強く、冷たい。数日前には初冠雪もあった。一年のうち1/3は雪を纏っている厳しい自然だからこそ美しいのかななどと思った。八合目までは樹林帯、頂上まではゴツゴツした岩場をよじ登る、変化のある山でした。

下山後、嶽温泉に浸かり新青森駅に向かい、帰路に立った。2山共に天気に恵まれた登山だった。
川山的には、こんなに楽でルーズな山行とは!とお叱り受けそうです。
名前ばかりのリーダー上平の度量が無いためです。ただ、4人で過ごした3日間は思い出深い山行になった事は確かでした。

岩木山登山口

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