日程
2017年7月8日(土)~2017年7月10日(月)
山域
南アルプス
メンバー
L大塚、望永、増田
行程
7/8(土) 2:30川崎~芦安、5:15芦安~6:15広河原6:45~大樺沢~9:20二俣~左俣~12:00D沢下見~14:30白根御池小屋 7/9(日)2:30白根御池小屋~C沢D沢中間尾根~4:30Dガリー大滝~6:00横断バンド~6:45第四尾根12:40~13:00北岳頂上~13:30北岳肩ノ小屋~草滑り~14:30白根御池小屋~16:00広河原(大塚、望永下山) 7/10(月) 白根御池小屋から増田下山
7/8(土) 大塚、増田は川崎から、望永は静岡から芦安へ移動、バス乗り場で待ち合わせし一緒に広河原へバスで向かった。D沢大滝を下見するために大樺沢経由で二俣へ向かい、荷物をデポして下見に向かった。今年は例年よりも雪が多いらしく二俣から八本歯まで雪がぎっしり残っていた。D沢がどれなのか3人で話し合いながら探し、Dガリー大滝を見つけた。
大滝取りつき末端まで雪はしっかり残っており、大滝の半分くらいは雪で埋まっていることを確認してその日の偵察は終了、デポした荷物を回収して白根御池小屋へ移動した。
御池小屋は生ビールが飲めて、水がきれいで美味しく素晴らしいテント場だった。
雪で半分埋まっているDガリー大滝
7/9(日)
2時半にテント場を出発した。
下見の効果があり迷うことなくDガリー大滝に取りつく。雪渓末端から岩場に移るところで隙間がまあまあ開いており少し気を使った。なお、テント場から2時間で大滝に到着した。
大滝を登りそこから横断バンドまで順調に進む、4尾根下部までトラバース、Cガリーまで進み、Cガリーを経由して4尾根テラスまで行こうとするが、雪渓が残っており、Cガリー手前のクラックを登って4尾根テラスを目指した。
雪渓の残ったCガリーとその手前のクラック
テラスからマッチ箱まで、残置ハーケンやカムを使ってランナーを取っていく。クラック、フェースとバリエーションに富んだ岩を快適に登る。手持ちのカムはBDの#1が装備内で一番大きいサイズ、それ以下は#4、#5を使用した。エイリアンも1か所使ったが無くても問題ない。先行パーティはおらず我々がトップで、後ろには2、3パーティ続いていた。
写真左はピラミッドフェース?dガリー奥壁?、右は別パーティとマッチ箱
マッチ箱からは南側に10m懸垂下降、そこから城塞まで4尾根沿いに登る。途中ルンゼに少し入ったりもしたがそのままリッジ沿いでも登れそうだった。
ここから左のルンゼに移り、少し登ってから再度リッジに戻った
リッジの末端では、2010年10月の崩落によってルートが消失しており、城塞までトラバースする。
城塞までのトラバース
トラバースを無事に終えたら、最後にチムニーを登り登攀終了。
4尾根を振り返る
最後のチムニー
頂上までのルート
チムニーを抜けてから20分程度で北岳頂上へ立った。
午前2時半にテント場を出発し、頂上に立ったのが午後1時。
長い行程だったが、久々に3人揃った楽しい登山だった。
その後、肩の小屋経由でテントに戻り、大塚望永ペアはそのまま下山、増田はもう一泊して翌日のんびり帰りました。